こんにちは。
先日、強烈な真鯛の引きを堪能しに、同僚のH君と遊魚船で笠岡諸島に釣行してきました。
私たちは、鯛ラバというルーアーを海底(笠岡諸島は水深20m~30m)に落として捲き上げる、シンプルな釣り方で真鯛を狙います。
シンプルな釣りですが奥が深く、天候や潮の動きによって、鯛ラバのカラーや、捲くスピードが釣果に大きく影響します。
また、鯛ラバも市販の物が多く売られていますが、満足できる商品が少なく、チューニングしたり、挙句の果てには自作しています。
これも、この釣りの楽しみの一つです。
8月24日、午前5時に大門港から出船、天気は曇り。
今日は風も強くなりそうなので、快適な釣りができそうな感じでしたが、午前7時ごろから激しい雨が降り始め、強風のため体温は下がり最悪の状況となってきました。
さらに、午前中の潮(上りの潮)はほとんど動かず鯛の活性は低くなっています。
そのなかで、H君にアタリが連発。
でも乗りません。
かなり活性が低いようです。
私にはまったくアタリすらありません。
「今日はボウズ(釣れないこと)か」と脳裏をかすめます。船長さん曰く「まれにみる渋さ」とのこと、「正午から下げ潮になれば潮が動き出すので、その短時間に賭けよう。」と判断され、移動開始。
船長さんの読みが的中し、私たち以外のお客さんたちに連続ヒット。
「あとは常連さん2人釣って下さいね。」と船長さん。
他のお客さんも「あんたら、釣らんと帰れん。」という雰囲気に。
プレッシャーのなか、着底直後の一捲きで強烈なアタリが、間髪入れずにアワセを入れると竿は大きく曲がり、ラインはどんどん引き出されています。
魚は横へ横へと走ります。
真鯛なら大物です。
3分弱のやり取りの後、水面に浮いてきたのは良型の真鯛(写真左下)60㎝オーバーでした。
船長さんや他の方も一緒に喜んでくれました。
あとは、H君だけ。
船長さんもできるだけ粘ってくれましたが、潮が動かなくなりタイムアップ。
私よりこの釣りにおいては腕の良いH君がボウズでした。
この釣りが面白いのは、シンプルゆえに自分で考え、工夫し、それを実践し、少ないチャンスを活かして真鯛と真剣勝負することと、乗合の場合、見も知れぬ人と釣りを通して色々な出会いがあることです。
シーズンは笠岡諸島で5月中旬~11月までの約6ヵ月間です。興味のある方は是非挑戦してみて下さい。
最後に港について、「さぁ、帰るか」とH君の車に乗り込むとエンジンがかかりません。
とことんツイテいないH君でした。
追伸 S看護部長、T君そろそろ行きませんか?
今年は型が良いですよ!
(医事課)