2025年 新年のご挨拶

投稿日:2025年1月1日 |お知らせ

新年明けましておめでとうございます。

昨年の新語・流行語大賞はテレビドラマの「ふてほど(不適切にもほどがある)」でしたが、昔は当たり前のことだと思っていたことが、今では通じない、やってはいけないことが多々ありませんか。年末の衆議院の委員会でも「ふてほど」発言を見受けましたが、皆さんの周りではいかがでしょうか。医療機関では、遠い昔は医師の働き方では時間外手当なんて聞いたこともなく全てサービス残業でしたが、今やこの業務は勤務ですか自己研鑽ですかと問われる時代です。一方、かつては“お医者様は一番、お医者様の言うことは聞かねば”なんて言う時代もあったかと思いますが、今では様付けは患者様であり、医師はチーム医療におけるリーダーであり、責任をもって行動することが当たり前の時代です。「ふてほど」と言われないよう、SNSのみに頼らず、本を読み、調べ物をして、知識をつけて責任ある発言、行動をしていきましょう。

今年の十干十二支は「乙(きのと)巳(み)」で、乙は草木がしなやかに伸びる様子や横へと広がっていく意味を持ち、巳は長い身体を持つことから長寿や継続を象徴し、脱皮を繰り返すことより再生や若返りのシンボルとされております。今年は「乙巳」にあやかり「再生や変化をしつつ継続して柔軟に発展していく」年となるよう、常に患者さまと共に、職員一同、より良い医療の提供を目指してまいりますので、本年もよろしくお願いいたします。

院長 喜岡 幸央